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岡江昇三郎

2015年は球団、選手、記録でさまざまな節目の年だが、スタルヒンの300勝から60年。その裏に面白い話が

 

 今年は、プロ野球の世界にとって節目の年と言われる。

 阪神では、創立80周年。85年の初の日本一から30年。巨人では、65年のV9スタートから50年。35年の第1回渡米遠征から80年。75年の史上初の最下位から40年。広島では75年の初優勝から40年。オリックスでは95年の初優勝(阪急時代からは11回目)から20年。95年、近鉄・野茂英雄が任意引退のまま渡米してドジャースと契約、大活躍してから20年。個人の記録では55年、トンボ・スタルヒンが史上初の300勝を達成してから60年。65年、南海・野村克也が戦後初の三冠王となってから50年。

 単に10年区切りで節目として見ただけなのだが、さすがに80年を超える歴史があると、いろんなことがどんどん出てくるものだ。

 今回は、最後の2つの個人記録にまつわるアレコレを紹介してみよう。スタルヒンの300勝達成は、55年9月4日だったが、39年に記録したプロ野球シーズン最多勝記録の40勝が42勝であったと再訂正されると達成日は7月28日に繰り上がった。野村の記録も訂正を受けている。野村の三冠王は、当初史上初と言われたのだが、巨人・中島治康が38年秋に達成していた(38試合で打率.361、10本塁打、38打点)というので、「戦後初」ということになった。個人タイトルは36年秋からスタートしているから、中島の三冠王に間違いはないのだが、野村は136試合に出場している。38と136を同列に置くのは釈然としない。

55年9月4日、トンボのスタルヒンは史上初の300勝を達成。実は、7月28日に達成されていたのだが……[写真=BBM]


 スタルヒンの繰り上がりにも釈然としないところがある・・・

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プロ野球観戦歴44年のベースボールライター・岡江昇三郎の連載コラム。

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