大学選手権も終わり、大学野球の“春の部”は閉幕したが、“秋の部”の幕が上がるまでは、約3カ月。この間、長いような、短いような、妙な気分に毎度陥る。秋から春となると半年近くあるし、年をまたいでメンバーがガラリと変わる可能性もあるので、「待ち遠しい」という感じはあまりない。これが春から秋だと、時として「サッサとやってくれ!」とイライラすることがある。春のリーグ戦や新人戦を見て「これはいい!」と目をつけた新戦力のひと夏過ぎての成長ぶりが楽しみで仕方がないからだ。で、彼らを1日でも早く見たいという願望がストレスになってしまうのだ(これは大学野球ファンに共通のビョーキである)。
じゃあ、いつもビョーキかというと、そういうワケでもなく、夏の甲子園の方に気を取られると、予選(とは言わず地方大会か)から、本大会へと追っかけているうちに、アッという間に9月になる。プロ野球も、そろそろ目鼻がつくころだ。で、「あ、大学野球があったっけ」と気が付くのである。
そういうことで「長いような、短いような、妙な気分」と書いたのだが、今年だけは「サッサとやってくれ!」のパターンなのだ。それは秋の東大が気になるからだ。
春の部では専大の26年ぶりの優勝、早大の6シーズンぶりのVが、筆者の中ではトップ2の話題。しかし、これは、リーグ戦の途中から両校のVは、かなりハッキリ見えてきていたから驚きはなかった。驚いたのは、東大の連敗ストップだった・・・
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