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たまには帽子の話はいかが?大昔は、頭にペッタリはりつくような帽子だったが、55年のヤンキース来日から、いまのような形に

 

ミッキー・マントル[右]の帽子は現代型。左の佐藤孝夫はペッタリ型。国鉄も60年ぐらいには現代型に変わる[写真=BBM]


 女性には、理解が難しいかもしれないが、野球少年は、グラブやミット以上に帽子にこだわるものである。

 考えてみれば、野球選手が登場したら、まず視線が行く先は、帽子をかぶった彼の顔である。だから、野球少年たちも、自分の帽子をかぶった顔が大いに気になり、どんな帽子のかぶり方が一番カッコイイのか、また、ツバの折り具合はどの程度にすればいいのか等々、大いに悩むのである。

 1950年代後半に野球を始めた筆者のような世代は、ひたいの部分がキッチリ立つというのか、ツバと垂直になるというのか、そうならないとイヤだった。なぜイヤだったのかと言うと、我々より少し上の世代の野球少年たちのかぶっていた帽子は、頭の形にピタリとはりつくようなもので、ひたいの部分もペタっとしていて立ってない。運動会の紅白の帽子を想像するといい。これが、我々にはダサさのきわみに見えた・・・

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岡江昇三郎のWEEKLY COLUMN

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プロ野球観戦歴44年のベースボールライター・岡江昇三郎の連載コラム。

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