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岡江昇三郎

この時期になるとどうしても気になってしまうのが「育成入団で3年目の支配下登録なし」の選手。このままプロを去ったら……。育成制度はやめよう。

 

ドラフト外入団で最大の成功者の西本聖投手[巨人時代]。初めから支配下登録された選手だったから頑張れたのでは



 少し前の朝日新聞に、2014年の出版市場(書籍、雑誌その他)は1兆6000億円の規模だったが、ピーク時の1996年は2兆6500億円もあったという記事があった。20年足らずの間に、約4割も市場規模が縮小してしまったのだから、これはただごとではない。そんな時代に「週ベ」を手に取って、この欄を読んでくださる読者は、手を合わせて拝みたいほどありがたい存在です。遅くなりましたが、今年もなにとぞよろしくお願い申し上げます。

 今週は、読者へのお願いとともに、NPBにお願いしたいことがある。それは「育成選手制度をいつまで続けるのですか?早くおやめになったほうがいいのではないですか?」、これである。去年もこのお願いをした記憶があるが、いくら、「格差社会」のプロ野球とはいえ、筆者は、育成という「非正規社員」はどうしても容認できないのである。キャンプインも、目の前。今年も育成ドラフトで指名された28選手中27選手がプロ野球の世界の門をたたいた。

 たたいた?そう、筆者はたたいただけで、まだ入っていないと理解している。支配下選手登録されなければ、プロ野球選手としての権利を行使、享受できないと考えるからだ・・・

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岡江昇三郎のWEEKLY COLUMN

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プロ野球観戦歴44年のベースボールライター・岡江昇三郎の連載コラム。

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