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野村克也の本格野球論

野村克也が語る「監督受難の時代」

 

今こそ必要な『“とは”教育』。監督の力量はプロセスにあり


 野球はドラマだ。そしてドラマとは、主役とワキ役がいて成り立つものである。だが昨今、誰もがこぞって主役になりたがる傾向にあるようだ。

 今こそ、私は『“とは”教育』をすべきだと思う。『“とは”教育』は、私の造語だ。「野球とは」「人間とは」「社会人とは」「プロフェッショナルとは」何か、選手たちに説く。しかし、それをできる監督が今、果たして12球団に何人いるか。

 裏を返せばリーダー不在、監督受難。後継者作りができていない。まあ、突き詰めて考えれば、後継者がいないのはわれわれ世代の責任だ。私自身、ヤクルトでは若松勉古田敦也と後継者を作ってきたつもりだったのだが。

 リーダー不在には理由がある・・・

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野村克也の本格野球論

野村克也の本格野球論

勝負と人間洞察に長けた名将・野村克也の連載コラム。独自の視点から球界への提言を語る。

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