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野村克也の本格野球論

野村克也が語る「松坂大輔」

 

果たして松坂は今後、完全に再生することができるか/写真=高塩隆


150キロのど真ん中か130キロの外角低めか


 今年も、交流戦の季節がやってきた。私はこのコラムでもずっと「交流戦反対」を唱えているが、なかなか声は届かないものだ。

 それはともかく今季話題の一人、中日松坂大輔が交流戦2戦目となる5月30日のオリックス戦(ナゴヤドーム)に先発するという。ちょうどこの号の締め切り日だ。さて、今季3勝目なるか(6回無失点も勝ち負けつかず)。

 私はスポーツ番組の仕事で、松坂の前回、前々回の登板を見た。彼のフォームについては、キャンプで見て気になったことを、ここでも書いたと思う。シーズンに入った今も、同じ個所がかなり気になった。

 私は肩を壊したピッチャーを、昔から何人も見てきた。松坂を含め、彼らに共通しているのは・・・

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野村克也の本格野球論

野村克也の本格野球論

勝負と人間洞察に長けた名将・野村克也の連載コラム。独自の視点から球界への提言を語る。

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