週刊ベースボールONLINE

惜別球人2018

佐藤達也 引退惜別インタビュー “あきらめ”から始まった7年間 「誇れることは何もない。チームメートと一緒の時間を共有できたことが財産です」

 

直球主体の強気の投球で8回のマウンドを守ってきた。2013、14年には67試合に登板し、2年連続で最優秀中継ぎのタイトルも獲得。だが、1年目にはプロでの活躍を「あきらめた」という。だからこそ“全力”を掲げて“真っ向勝負”を挑み続けてきた。
取材・構成=鶴田成秀、写真=BBM


心臓がバクバク


 取材の席に着いたのは、新人合同自主トレを見守った後。今年から球団広報に就いた佐藤氏が、強気な投球スタイルとは対照的に謙虚に「心臓がバクバクでした」という現役時代を語っていく。

──例年なら自主トレ期間の1月。体がうずいていないですか。

佐藤 正直、そんなことを感じる余裕がないんです。年明けに広報の初仕事をさせていただいて、何がなんだか分からない状態で。今もまだ、右も左も分からず。いろいろ教えていただきながら、何とか仕事をやっている状態ですから(苦笑)。だから「ボールを投げたい」とか「体を動かしたい」と考えたり、感じたりするヒマがないんです。今は不安ばかりですね。

──不安という点ではプロ1年目の2012年と心境が似ているのでは。

佐藤 今のほうが不安は大きいですし、毎日緊張しています(笑)。プロ1年目も緊張しましたけど、今思うと、アマチュアとプロの違いはあっても、野球をやることに変わりはなかったので。試合になれば、思い切りいくだけでしたから。

──プロ1年目は一軍キャンプ抜てきのスタートでした。

佐藤 キャンプインは二軍でしたが、その時点ですでに圧倒されていたんです。プロってこんなにすごいんだ、と。だから一軍に参加させていただいたときは・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料
ドコモSPモード決済、auかんたん決済限定

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

惜別球人

惜別球人

惜しまれながらユニフォームを脱いだ選手へのインタビュー。入団から引退までの軌跡をたどる。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング