今週からスタートする、2013年のドラフト指名選手に焦点を当てる短期集中連載。その第1回に登場するのは日大藤沢高の遊撃手、埼玉西武からドラフト4位指名を受けた金子一輝だ。
今はまだ線が細いものの、守備を中心とした野球センスは一級品。
精鋭ぞろいのライオンズの内野陣に勝負を挑む。 日大藤沢高からプロ野球界に足を踏み入れた選手は、直近では2006年入団の捕手・
黒羽根利規(
DeNA)がいるが、さらに遡ると偉大な選手にぶち当たる。
中日の現役最年長48歳のサウスポー、
山本昌である。「兄からは『(指名されて)良かったな』と言われました」。そう話すのは、同校野球部の山本秀明監督。山本昌の5歳下の弟である。現役時代、三菱自動車川崎の捕手として日本選手権優勝を経験し、同校の監督就任直後には黒羽根をプロへと送り出している理論派だ。
山本昌がドラフト6位で指名されたのは実に30年前の1983年。長い時を経て、後輩・金子一輝が同じ世界へ飛び込もうとしている。金子は「山本昌さんは自分の父と1歳しか違わない方。その年齢で一番上のレベルでやれていることがすごいです」と興奮気味に話した。
プロ入りが決まった金子について、山本監督は・・・
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