週刊ベースボールONLINE

2019ドラフト指名選手クローズアップ

広島育成3位・畝章真(四国IL香川・投手) 投手人生を変えたサイドスロー転向

 

父は広島畝龍実投手コーチである。今も昔も、注目されることは覚悟の上だという。大学卒業から独立リーグへ進んだが、伸び悩んだ。二人三脚で取り組んだコーチの助言が潜在能力を開花させた。
取材・文・写真=高田博史

10月29日、広島から指名あいさつを受け、仮契約を終えた[左から広島・白武佳久スカウト部長、畝、和泉亨香川球団会長、当時の西田真二監督]


 香川・天野浩一コーチ(元広島)が、畝章真のドラフト指名後の成長ぶりに驚く。

「畝、すごいですよ! 体がめちゃくちゃキレていますし、ランニングも相当、こなせるようになってきました。ボール自体も、シーズン中と見違えるようになっています」

 とりわけ、本人のモチベーションが高い。シーズンが終わってからも「コンディションを落としたくない」と、強度の高い練習を続けている。このペースで、1月の新人合同自主トレに臨むつもりだ。

 昨年、香川での1年目は、スリークオーターから投げ下ろすチェンジアップを武器に6勝を挙げた。課題はストレートだった。ボールに力がなく、空振りが取れないために、変化球まで見極められてしまう。

 昨オフから天野コーチと二人三脚でフォーム矯正を行った。畝が「最初は・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

ドラフト指名選手クローズアップ

ドラフト指名選手クローズアップ

ドラフトで見事に指名を勝ち取った選手たちに焦点を当てる短期集中連載。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング