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2019ドラフト指名選手クローズアップ

日本ハム育成1位・宮田輝星(福岡大・外野手) 一軍で結果を残す究極の「3年計画」

 

「みやた・ほくと」と読む。日本ハムには昨年のドラフト1位・吉田輝星がおり、一文字違いであり、指名直後から注目を浴びた。高い技術を兼ね備えた両打ちの外野手。育成選手から支配下登録への青写真を、しっかりと思い描いている。
取材・文=岡本朋祐

俊足外野手の宮田輝星(ほくと)は、吉田輝星(こうせい)と比較されることは承知の上だ。実力を示し支配下選手、そして一軍公式戦の舞台を目指している


 目の前のことを、一生懸命やることが大事。とはいえ、その先の人生も見据えないといけない。宮田輝星は後者である。

「(大卒業後は)社会人野球も選択肢にあったのは事実です。やめることを前提ではないですが、人それぞれ、どこで野球を終えたいのか? がある。自分の場合はやる以上はプロ野球選手になり、プロでユニフォームを脱ぎたいと思いました」

 育成ドラフト1位指名。

「以前と比べると育成は(支配下選手登録への道が)難しいものではない。大学生でも育成ドラフト入団が増えてきました。ただ、現実として自分は『育成』なわけですから、明らかに何かが足りていない。そこを埋めていきながら、まずは、自分の武器で勝負していきたいと思います」

 宮田のセールスポイントと言えば、50メートル走5秒9を誇る脚力である。俊足野手で育成選手出身からの出世頭と言えば、11月のプレミア12で一躍、ブレークしたソフトバンク周東佑京が浮かぶ。

「走塁技術を含めて、周東さんのレベルに早くいきたい思いはありますが、『足だけ』とは・・・

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ドラフト指名選手クローズアップ

ドラフト指名選手クローズアップ

ドラフトで見事に指名を勝ち取った選手たちに焦点を当てる短期集中連載。

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