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2020ドラフト指名選手クローズアップ

中日6位・三好大倫(JFE西日本・外野手) 野球人生の危機を脱したコンバート

 

50メートル走5秒8、遠投110メートル。身体能力が高く、三拍子そろった外野手として評価され、中日から指名を受けた。入社5年目。投手兼野手で加入したが、思うようにいかない3年間を経て、野手転向が分岐点となった。
文・写真=寺下友徳

担当の中日・野本圭スカウトに帽子をかぶせてもらいガッツポーズを見せる


 高校通算53本塁打を放った2歳上の兄・大輝さん(立正大-JR四国)の背中を追って、三好大倫は野球に慣れ親しんできた。三本松高ではレギュラーとなった1年秋から中軸を任されるなど、当時からポテンシャルには目を見張るものがあった。

 当時の副部長である日下広太監督は言う。「松山商高に遠征したとき、試合後に程内大介部長(現北宇和高監督)や重澤和史監督(現今治北高監督)からこう言われました。『何ですか。あのセンターは? どこに打っても捕られてしまう……』。それくらい瞬発力は素晴らしかったです」

 最上級生になると、三好は左腕エースの座を任された。3年夏は県大会3回戦敗退に終わったが、最速144キロをマーク。さらには・・・

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ドラフト指名選手クローズアップ

ドラフト指名選手クローズアップ

ドラフトで見事に指名を勝ち取った選手たちに焦点を当てる短期集中連載。

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