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2020ドラフト指名選手クローズアップ

阪神5位・村上頌樹(東洋大・投手) タテジマで誓う「火の玉ストレート」の後継者

 

最速149キロ。球速表示以上の伸びを誇り、空振りを奪える球質に定評がある。実力伯仲の東都大学リーグでは勝つための投球術を磨き、4年間で実績を積んできた。智弁学園高では2016年春のセンバツ優勝投手。甲子園が似合う右腕である。
文=佐伯要

兵庫県の淡路島出身でもともと阪神ファン。高校時代も経験した甲子園でのマウンドを見据える。右は東洋大・杉本監督[写真=東洋大学]


 センバツ優勝投手が神宮で成長して、甲子園のマウンドに帰ってくる。

 阪神から5位指名を受けた東洋大の149キロ右腕・村上頌樹は「高校時代に経験したマウンドに戻って、原点に戻る。挑戦者の気持ちを忘れずにやっていきたい」と気持ちを引き締めている。

 2016年のセンバツでは、智弁学園高(奈良)のエースとして全5試合で完投。チームを春夏通じて初の優勝へ導いた。当時はマウンドで見せる笑顔から「スマイル王子」と呼ばれることもあった。

 東洋大に入学後は東洋大に入学後は「スマイルは封印。ポーカーフェースでいきたい」と、淡々と投げてきた。32試合に登板して12勝4敗、防御率1.88。大学4年間を振り返り「学ぶことができた。これを生かして、上の世界でやっていきたい」と言う。

力になった先輩2人からの助言


 この4年間、村上を取材する中で、思うようにいかない時期を何度も乗り越える姿を見てきた。

 1年春の開幕の中大1回戦で救援として初登板したが・・・

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ドラフト指名選手クローズアップ

ドラフト指名選手クローズアップ

ドラフトで見事に指名を勝ち取った選手たちに焦点を当てる短期集中連載。

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