週刊ベースボールONLINE

2022ドラフト指名選手クローズアップ

日本ハム育成2位・中山晶量(四国IL/徳島・投手) 試合終盤を牛耳る150キロセットアッパー「来シーズン中に、エスコンフィールドで投げたい」

 

鳴門高では日本ハムの左腕・河野竜生と同級生。明大4年時のドラフトは指名漏れだった。独立リーグでは2年間、地元・徳島で力を磨き、吉報が届いた。
取材・文=高田博史 写真=佐藤友美

来年のキャンプイン後には24歳になる。来季中に支配下登録され、一軍での登板が目標だ


 10月20日のドラフト当日は中山晶量にとって、長かったこの1年を象徴したかのような1日だった。

 会議が始まってから、すでに2時間半以上が経過している。チームメートの日隈モンテルが、西武から育成2位で指名を受けた。日本ハムに指名順が回ってくるのは、6球団先である。それまでのたった5分半ほどが、ここまでの2時間半よりも長く感じられた。

 名前が呼ばれると、思わず顔の前で3回手をたたき、立ち上がって目の前のテレビに一礼した。

「『中山……』って言われた瞬間に、『ああ、オレや』と思って。『ありがとうございます!』って感じで」

 長い1年間の戦いは、昨年10月11日のドラフト終了後から始まっている。徳島インディゴソックスでのルーキーイヤーを終え、1つの岐路に立たされていた・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

ドラフト指名選手クローズアップ

ドラフト指名選手クローズアップ

ドラフトで見事に指名を勝ち取った選手たちに焦点を当てる短期集中連載。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング