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2023ドラフト指名選手クローズアップ

楽天6位・中島大輔(青学大・外野手)逸材ぞろいの世代リーダー候補「コンスタントにヒットを打ち続け、攻守に攻撃的なプレーをする」

 

2023年の大学球界は、青学大の復活が印象的だった。春に33季ぶりの東都制覇を飾ると、全日本大学選手権では18年ぶり優勝。リーグ戦で春秋連覇を遂げ、明治神宮大会で大学4冠こそ逃したが、主将は最後まで存在感を見せた。
取材・文=矢崎良一

11月24日に新入団選手発表記者会見が行われた。背番号は32となった[写真=大泉謙也]


 和歌山県生まれで、高校は京都の名門・龍谷大平安高。生粋の関西人のはずだが、言葉もイントネーションもその面影がない。「大学に入学したときに、意識して直しました」と、中島大輔は屈託なく笑う。

「東京に来たのにいつまでも関西弁を使っていると、『コイツ、関西にプライド持っているな』とか思われるのがイヤだったんです。そういうのを捨てて勝負する場所だと思っていたんで……」

 この強い覚悟と思い切りの良さが、野球でも随所に現れる。

 入学早々にスタメンで起用されたが、大学の投手のレベルの高さに直面した。1、2年時の低打率が響き、4年間の通算打率は2割5分を切っている。それでもシーズンごとに力を付け、4年春のリーグ戦で初めて3割(.333)を打ち、リーグ戦、大学選手権を通じて6本塁打のうち2本がグランドスラム。特に4年秋の最終戦で逆転優勝を決める一発はインパクト抜群で、リーグ戦のMVPを受賞した。

「ホームランは出来過ぎですけど、満塁で打席が回ってきて『ここで打つのが俺の役目だろう』という気持ちはありました。そこで打てたのは自分の成長だと思うし、下級生のころ・・・

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ドラフト指名選手クローズアップ

ドラフト指名選手クローズアップ

ドラフトで見事に指名を勝ち取った選手たちに焦点を当てる短期集中連載。

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