週刊ベースボールONLINE


Vol.18 幸山一大[富山第一高・外野手]

 

プロ野球ではロッテの“アジャ”こと井上晴哉の打棒が話題となっているが、高校野球にもその系譜を継ぎそうな選手がいる。
富山第一高の四番打者、幸山一大である。ベスト8に進出した昨夏の甲子園でも、そのバットでチームをけん引。可能性を秘めた右の長距離砲だ。




 プレー自体は硬さがあるが、大柄のわりには、バットコントロール、ミート力を兼ね備えている。その打撃フォーム(8.0点)は、まだ軸足へのタメが少なく、トップが浅い。球を迎えにいく傾向も見られる。ただ、球をとらえた際の飛距離は素晴らしいものがある。プロで言えば鵜久森淳志(日本ハム)や竹原直隆(オリックス)タイプといえる。必ずしもレギュラーとは言えない彼らがなぜ10年、この世界で戦ってこられたのか。それは「対左」という強力な武器があるからだ。一軍25人にはこんなタイプが必要不可欠であり、幸山も自らの長所を生かしていけば、その存在になれる可能性がある。

 選球眼(7.5点)は、変化球への対応に甘さが見られる。ただ、これは打撃フォームにタメができれば解消されるはず。ストライクゾーンの把握を徹底したい。

 外野守備(7.5点)では目線がブレず、守備範囲も広い。さらに肩も強く、刺殺、補殺に期待できる。今後は一、二塁間を抜けてきた打球に対して正確な送球を心懸けたい。右翼の守備ではあらゆるケースを想定し、対応する能力が求められる。それでも、高校生としては現時点で十分なレベルは保持している。

 走塁(7.0点)では、大型選手にありがちな・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料
ドコモSPモード決済、auかんたん決済限定

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

プロフェッショナルレポート

プロフェッショナルレポート

元巨人チーフスカウトで現在はベースボールアナリストとして活動する中村和久によるドラフト候補生の能力診断。

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング