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Vol.24 福田将儀[中大・外野手]

 

体格にはさほど恵まれていないが、俊足巧打の外野手として確かな実力を持っているのが福田将儀(中大)である。今号のドラフト候補ランキングでも32位にランクインしている。最近では打撃面で物足りなさを感じるが、3拍子を高いレベルで保つことができれば面白い存在となる。

 中大では1年時から神宮の舞台を経験しており、その経験は申し分ない。ただ、持ち味を発揮し切れているかと問われれば、それは肯定できない。今一度、自身のセールスポイントを見直すべきだろう。

 打撃フォーム(8.5点)は、一番の際は伸び伸び打っている印象があるが、クリーンアップを任された際には悪球を迎えにいき、フォームを崩されていた。トップが浅く、軸足にタメがない。結果を求めるあまり外角高めのボール球に手を出す傾向が見られた。もともとミート力があり、ボール球でもバットに当てることができてしまうのだ。

 打撃フォームの基本を見直せば、選球眼(8.0点)も上がってくるはず。ストライクゾーンの把握を徹底してもらいたい。特にこのタイプの選手にとっては、進塁打など自己犠牲ができるかどうかが大事な部分となる。インコースの厳しい球はレフト線へのファウルでいい。右方向に打つ練習に取り組んでもらいたい。右を意識すればタメができ、ボールを見極めることもできる。ヒットエンドランなど、つなぎのできる二番打者タイプでもある。



 外野守備(9.0点)に関しては問題点が見られない。プロのレベルでも守備から入っていける能力がある。今後取り組んでほしいことは・・・

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プロフェッショナルレポート

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元巨人チーフスカウトで現在はベースボールアナリストとして活動する中村和久によるドラフト候補生の能力診断。

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