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Vol.26 岡部通織[立大・外野手]

 

昨秋の東京六大学リーグで首位打者を獲得し、左投げ左打ちの外野手として実力を発揮した岡部通織。鋭いスイングを駆使し、長打も兼備するバッティングに魅力がある。それでも、まだ本領を発揮しているわけではなく、今後さらなる成長が見込める選手だ。

 この打者はリストが柔らかく、レベルスイングができる。投手も兼任していた高校時代から注目していた選手である。昨秋に東京六大学の首位打者となったことで、大きな自信を手にしたことだろう。

 ただ、その打撃フォーム(9.0点)が現在、小さくなってしまっている印象がある。4月26日の早大1回戦の第1打席で、有原航平にヒザ元へ素晴らしい直球を投げ込まれ、見逃し三振を喫した。シーズン開幕当初はゆったりとしたフォームからしっかりとバックスイングが取れていたが、有原との対戦以降はコンパクトに打とうという意識が強まっているように感じられた。

 フォームの崩れが選球眼(8.0点)にも影響を及ぼしていると言えそうだ。本来はしっかりとしたレベルスイングができる選手。良いときの映像を見返すなどして、自身のバッティングを取り戻したい。



 外野守備(8.5点)では左右への動きが良く、無難にこなしている印象だ。欲を言えば・・・

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プロフェッショナルレポート

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元巨人チーフスカウトで現在はベースボールアナリストとして活動する中村和久によるドラフト候補生の能力診断。

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