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Vol.31 浜田智博[九産大・投手]

 

6月に開催された全日本大学野球選手権大会で8強入りを果たし、全国の舞台でもその名を印象づけたサウスポー・浜田智博。さらにワンランク上の制球力、そして投球術を身につければ、貴重なセットアッパーとして注目度がさらに高まるだろう。

 各項目の数字は安定しているものの、ストレート、変化球にまだこれといった特徴が出ていないのが現状だろう。顔の前に高く掲げたグラブを引き、小さいテークバックでスリークオーターから投げ込む投球フォーム(8.0点)。同じサウスポーである西武小石博孝楽天濱矢廣大にも通じる独特な投法である。ただ、今後は動作の中でタイミングを外す術を覚えていかないと、長いイニングを投げるのが難しくなる。

 キレのあるストレート(8.0点)は最速144キロと見るべきものがあるが、緩急も使いたいところ。軸足に体重を残せればタメができ、打者に対して優位に立つことができる。今以上のキレを追求してもらいたい。



 変化球(8.5点)は・・・

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プロフェッショナルレポート

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元巨人チーフスカウトで現在はベースボールアナリストとして活動する中村和久によるドラフト候補生の能力診断。

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