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Vol.4 熊原健人[仙台大・投手]
急成長で飛躍を遂げた本格派右腕

 

この1年で急激に成長した本格派右腕。今春の仙台六大学リーグでは34年ぶりの優勝、大学選手権初出場の立役者となった。さらに大学日本代表、21U侍代表にも選ばれ、さまざまなユニフォームを着た刺激的な1年。今後の成長が非常に楽しみなドラフト候補である。

 最速152キロを投げ込む大学球界を代表する右腕だ。最大の魅力は生まれ持った素質を感じる強い腕の振り。今後の成長が楽しみな逸材である。

 だが、投球フォーム(8.5)は決して良いとは言えない。左足を大きく一塁方向に開いた状態から始動していくフォームは、「1、2、3」の一定のリズムになっている。今後は“間”を作ることが大事。今は左足を引き上げてから、そのまま前に突っ込みながら投げている。単調であり、バッターからすれば合わせやすい。軸足(右足)のタメが甘く、左の壁が作れていない。左足を引き上げたときに、軸足に体重を乗せること、少しでも長く“間”を作ることを意識し、フォームに強弱をつけてほしい。



 そうすることによって・・・

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プロフェッショナルレポート

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元巨人チーフスカウトで現在はベースボールアナリストとして活動する中村和久によるドラフト候補生の能力診断。

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