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Vol.8 今永昇太(駒大・投手) すべてを兼ね揃えたアマチュアNo.1左腕

 

昨秋の明治神宮大会の優勝投手。スピード、コントロール、スタミナとすべてを兼ね揃えており、マウンド度胸も抜群。アマチュア界でトップクラスの能力を持っている。ドラフトで1位競合も十分にあり得る左腕である。


 昨秋、チームを26季ぶりの東都王者、そして13年ぶりの明治神宮大会優勝に導いた左腕。現時点でアマチュアNo.1ピッチャーと断言できる。すべての要素で平均点以上の能力を持った、頭一つ飛び抜けた存在である。

 バランスの良い投球フォーム(9.5)をしている。ストレート、変化球を投げるときの左ヒジの位置はともに変わらず、シャープに腕を振れている。リリースポイントも安定しており、何も言うことはない。欠点がない美しいフォームと言える。ストレート(9.0)も申し分ない。上背がないため角度はないが、右打者の懐を突く直球は素晴らしい。スライダー、カーブの変化球(9.0)も大きな武器となっている。右打者に対し、外から入るスライダーでストライクを取れるのも魅力の一つだ。

 しっかりとした投球フォームがあるからこそだが、これらを支えているのは何といっても・・・

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プロフェッショナルレポート

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元巨人チーフスカウトで現在はベースボールアナリストとして活動する中村和久によるドラフト候補生の能力診断。

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