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Vol.26 畔上翔[法大・外野手]
人間性、取り組む姿勢は文句なし

 

高校時代は甲子園で全国制覇を遂げ、キャプテンとして深紅の大旗を手にした。法大でも主将と、リーダーになるために生まれてきた男。野球に対する姿勢は申し分ないだけに、何か一つ、アピールポイントが欲しいところだ。

 日大三高では夏の甲子園で優勝し、法大でも下級生時代から神宮で数多くの経験を積んでいる選手。高校、大学ともにチームで主将を務めるなど、人間性も評価できる。今年の大学生は左の外野手が豊富なだけに、秋にかけて、もう一段階レベルアップしてほしい。



 打撃フォーム(8.0)で一番の欠点は、軸足の使い方。左足にタメがないため、内角球に対して苦労するシーンが目立つ。元々、外角球への対応はいいものを持っているだけに、今後は軸足の力を使って内角球を右翼線に引っ張る意識で取り組んでもらいたい。外角球は崩されても三遊間へ打てるが、内角の厳しいゾーンを克服しなければプロでは通用しない。

 選球眼(8.0)はまずまずだ。ストライクゾーンの見極めはできており、ボール球をむやみに振って投手を助けたりはしない。ただ・・・

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プロフェッショナルレポート

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元巨人チーフスカウトで現在はベースボールアナリストとして活動する中村和久によるドラフト候補生の能力診断。

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