名門・横浜高(神奈川)で3度甲子園の土を踏み、明大では1年春からリーグ戦登板と“王道”を歩いてきた柳裕也。侍ジャパンでも世界舞台で通用したのは、緩急自在の投球が実践できるから。頭を使えるクレバーな投手である。 横浜高校時代から経験を多く積み、順調に成長してきた右腕。明大でも神宮のマウンドに早くから上がり、大学日本代表にも選ばれた。今秋はフル回転の活躍で、東京六大学リーグ戦で最多の5勝を挙げてベストナイン。最終学年となる来シーズンにつながる投球を見せてくれた。ネット裏のスカウト陣の中には、上位候補にリストアップした球団があってもおかしくない。
投球フォーム(9.0)に変なクセはない。力みがなく、腕の振りもしなやか。右ヒジを柔らかく使えている印象だ。あえて注文を付けるとすれば、真上から投げ降ろすことにこだわり過ぎて、そこに意識が集中し過ぎる点。もっと、打者を見ながら投げられるようにしてほしい。フォームのバランスを気にし過ぎるのは良くない。自然にリリースポイントまで持って行ける形を追求してもらいたい。
ストレート(8.0)はアベレージでは140キロ台前半。球の回転がきれいなため、被本塁打数が多いのが気になるが、まだまだキレが良くなる可能性を秘めている。変化球(8.5)で光るのは・・・
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