快挙を機に立場は大きく変わった。今春の首都大学リーグ、日体大2回戦で69年春の東海大・上田二朗(元阪神)以来となる史上2人目のパーフェクトゲームを達成。151キロ右腕・丸山泰資はドラフト上位候補に挙がっている。 今春の首都大学リーグで46年ぶり2人目の完全試合の偉業を遂げた右腕である。体全体を使ったダイナミックな投げ方が特徴だが、走者がいない場面でもセットポジションで投じるなどバランスを意識する繊細さも持ち合わせている投手。各球団のスカウトは上位候補に名前を挙げてもおかしくない素材だろう。来春のリーグ戦でどんな投球を見せてくれるか。楽しみにしたい。
投球フォーム(8.0)はオーソドックスで変なクセはない。軸足の右足にしっかり体重を乗せて立ち、そこから打者に向かってスムーズに体重移動していく。目線がブレずに投げられている点は今後も意識してもらいたい。課題を挙げるとすれば、軸足の蹴りが弱いところ。上体の力に頼り過ぎているので、下半身主導で投げることが必要だ。
ストレート(8.5)は最速151キロ。常時140キロ台を計測するなど、球威は十分。特に右打者のアウトローには勢いのある球が投げられている。打者の手元で伸びているし、質のいい真っすぐになっている。
変化球(8.5)は・・・
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