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Vol.09 高田萌生[創志学園高・投手] 春までの成長を大いに期待

 

最速150キロ。天性の腕の振りと、投球フォームを意識していることから「松坂大輔二世」と呼ばれる高田萌生。昨秋は中国大会を制し、センバツ出場は当確。冬場を経てどこまで伸びるか期待だ。



 全体的にバランスが取れている投手。地肩が強く、体の馬力も感じる。潜在能力が高いタイプも、まだすべての力を発揮できていない印象だ。今後、効果的なトレーニングを積めば、さらに成長できる素材である。

 投球フォーム(8.0)では軸足となる右足が折れるのが少し気になるが、自然な流れで体重移動ができている。左足を三塁側から回して上げているが、真っすぐに引き上げるようになればもっとスムーズになる。「松坂大輔二世」と言われているようだが、フィニッシュの形も悪くないので、もう少し右足の蹴りを意識してもいいのではないか。

 ストレート(7.5)の球速は出ているが、思ったよりも速さを感じない球が多い。シュートしたりスライドしたり、軌道が一定ではないからだ。球に縦の回転をかけるようにリリースを意識してブルペンで投げ込んでもらいたい。欲を言えば、もう少し角度が付いてくれば、なおいいだろう。

 一方で変化球(8.0)のキレはいい・・・

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プロフェッショナルレポート

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元巨人チーフスカウトで現在はベースボールアナリストとして活動する中村和久によるドラフト候補生の能力診断。

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