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Vol.17 九鬼隆平[秀岳館高・捕手] センバツ出場の「打てる捕手」

 

13年ぶり2回目のセンバツ出場となる秀岳館高(熊本)で、四番・捕手、そして主将としてチームを引っ張る九鬼隆平。強肩に加えて、攻撃面でも一発長打を期待できるパンチ力を秘めている。甲子園での活躍次第では、大きく評価が上がってくることだろう。



 昨秋の九州大会では長打を量産するなど「打てる捕手」として注目している素材。今年のドラフト候補には高校、大学、社会人合わせても捕手は少ないことから、夏までの成長によっては十分、ドラフト指名される可能性はある。昨秋の時点では攻守でまだ物足りないところがあったが、一冬を越えて体も強くなったと思われるので、今春センバツではどんなプレーを見せてくれるか楽しみにしたい。

 打撃フォーム(7.5)は軸足にしっかり体重を乗せて打っているときは良いが、直すべき点は多い。まずはアウトステップを矯正してほしい。かかとに体重が乗ってしまうと、外角球に対してバットが届かなくなる。スイングもアッパー気味なので、もう少し上から球をつぶす感覚で振ってもらいたい。ただ、とらえたときのリストの強さ、打球の速さは魅力。常に力強くスイングできるようにタイミングの取り方も練習から意識してほしい。

 選球眼(7.0)はまだ甘い・・・

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プロフェッショナルレポート

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元巨人チーフスカウトで現在はベースボールアナリストとして活動する中村和久によるドラフト候補生の能力診断。

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