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Vol.41 大山悠輔(白鴎大・内野手) 攻守に豪快な「大型三塁手」

 

今春の関甲新学生リーグで8本塁打の連盟記録を樹立して、注目度が高まったのが大山悠輔。日米大学選手権では侍ジャパンに名を連ね、貴重な経験を積んだ。どの球団も欲しい「大型三塁手」に、ラストシーズンも目が離せない。


 つくば秀英高時代は高校通算30本塁打を記録し、投手としても140キロを超える直球を投げていた。甲子園には出場できなかったが、投打両方でセンスを感じさせる選手だった。白鴎大では1年春から関甲新学生リーグ戦でデビューを飾り、順調に階段を上がってきた。今春はリーグ新記録となる8本塁打を放ち、大学日本代表入り。日米大学選手権でも日本の主軸を担うまでに成長した。右のスラッガーはどの球団も補強ポイントになるだけに、秋の結果次第では指名順位が上に来てもおかしくない素材だ。

 打撃フォーム(8.0)は左足を上げてタイミングを取る。軸足となる右足のタメが足りない打席が多いことが気になるが、とらえたときのパンチ力、飛距離は非凡なものがある。トップをしっかりと作り、下半身主導でスイングできるようになれば、体が前に出てしまう空振りは減る。練習から突っ込まないように意識してほしい。

 選球眼(7.5)は改善しなければならない・・・

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プロフェッショナルレポート

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元巨人チーフスカウトで現在はベースボールアナリストとして活動する中村和久によるドラフト候補生の能力診断。

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