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Vol.14 金久保優斗(東海大市原望洋高・投手) センバツで評価急上昇の予感が漂う147キロ本格派右腕

 

旧チームの右腕・島孝明(ロッテ3位指名)が抜けた昨秋、新エース・金久保優斗はフル回転の活躍で7年ぶりのセンバツ出場へと導いた。中学時代から大舞台での経験が豊富で、春の甲子園をステップの場としたいところだ。


 東海大市原望洋高では1年時からベンチ入りを果たすと、順調に成長している右腕。1学年上にはロッテに入団した島孝明がいて、身近なお手本を見ながら経験を積んできた。昨秋の関東大会ではエースとしてチームをけん引。完投能力、試合を作る能力の高さが目を引いた。冬を越えて、どこまで伸びているか。今春センバツでは甲子園の舞台でどんな投球を見せてくれるか楽しみだ。

 腕の振りは良く、投球フォーム(7.5)はまとまっているが、どうしても上半身の力で投げる傾向が見られる。ステップする左足が定まっていない印象を受ける。下半身をうまく使えるようになれば、もっと球速が出る。下で投げる感覚を普段のブルペン投球から意識して取り組んでもらいたい。

 最速147キロのストレート(8.5)は球威十分。高校生ではトップクラスだろう。昨年は2年生ながら夏の千葉大会で先発として経験を積んだことで、自信を持って投げられている。ただ、上半身に頼って投げている球は・・・

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プロフェッショナルレポート

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元巨人チーフスカウトで現在はベースボールアナリストとして活動する中村和久によるドラフト候補生の能力診断。

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