週刊ベースボールONLINE


Vol.39 大平達樹(桜美林大・捕手) 秋は二部からの再出発。侍ジャパンを経て成長

 

昨秋は1学年上の佐々木千隼(現ロッテ)とバッテリーを組み、首都大学リーグ初制覇。神宮大会でも準優勝と飛躍のシーズンとなった。だが一転、最終学年の春は最下位で入れ替え戦でもチームは二部降格。大平達樹のラストシーズンはまさに真価が問われる。


 桜美林高では甲子園出場経験はないが、桜美林大で順調に成長している捕手。大学3年秋にはリーグ戦で創部初優勝、神宮大会で2本塁打を放ち、チームの準優勝に貢献した。昨年のドラフト1位でロッテに入団した佐々木千隼とバッテリーを組み、リード面にも磨きがかかった。今年は大学日本代表にも選出され、大舞台での経験を積んだこともプラス。どの球団も捕手は補強ポイントに挙がるだけに、十分、ドラフト対象に入ってくる素材だ。各球団のスカウト陣は秋のリーグ戦までチェックを続けることになるだろう。

 打撃フォーム(8.0)はすり足でタイミングを取る。捕手らしい読みで配球を考えて打てている印象だ。ミート力があり、スイングの軌道もいいが、軸足となる右足の・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

プロフェッショナルレポート

プロフェッショナルレポート

元巨人チーフスカウトで現在はベースボールアナリストとして活動する中村和久によるドラフト候補生の能力診断。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング