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内海大寿(中部学院大・外野手) 国際舞台で学んだ最高峰の「準備」

 

海外を経験すると、プレーヤーとしてワンランクレベルアップする。日本では見られない“文化”を味わうことで新たな発見、そしてどん欲さが生まれる。侍ジャパンを機に右の外野手が成長している。
取材・文=岡本朋祐、写真=田中慎一郎

50メートル6秒1の走力、遠投110メートルの強肩に加えて打撃も勝負強い。「右の外野手」は各球団の補強ポイントでチャンスは広がる


覚悟を決めて入学した大学で肉体改造に成功


 第41回日米大学選手権へ向けた侍ジャパン大学代表の国内合宿中、神奈川県平塚市内の少年野球チームを対象とした野球教室が行われた。子どもたちからの「人気No.1」は、内海大寿だった。丁寧な指導で、うまく乗せていく。“愛されキャラ”としての土壌は、家庭環境にあった。4人兄弟姉妹の長男で、妹2人と弟がいる。3歳下の長女・美空さんは小学校のときに野球経験があり、中学3年生の次男・拓哉さんは左投手、中学1年の次女・美咲さんは最近、白球を握り始めたという野球一家である。

 徳島の名門・徳島商高で、野球は燃え尽きるつもりだった。地元の一般企業か消防士と、具体的な人生設計まで進めていた。ところが、一変したのは3年夏の県大会を控えた6月のこと・・・

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