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福森耀真(九産大・投手) 挑戦と進化を求める最速151キロ右腕の自覚

 

福岡六大学リーグの九産大は昨年6月の全日本大学選手権で、同校初の4強に進出した。4試合で起用した投手は2人。ベンチには入っていたものの、戦力になれなかった悔しさを今春にぶつける。
取材・文=岡本朋祐 写真=BBM

三塁ファウルグラウンド後方にある九産大グラウンドのブルペンで投げ込みを行う。奥で調整するのは同級生右腕の浦本


 九産大野球部の練習拠点は福岡市内の広大なキャンパス内にある。正門を入って200メートルほど向かうと、坂道が見える。投手陣にとっては下半身強化、格好の走り込みの場だ。福森耀真はこの心臓破りの急勾配を、一気に駆け上がってくる。

「やり切り魂。最後の3%を抜かない。50メートルダッシュにおいても、ゴールラインを過ぎてからも、それ以上を走り抜けるんです。そこで(人と)差がつくと思って信じて取り組んでいます」

 守恒中時代の野球部の顧問(監督)だった小屋忠義氏からの教えを福森は8年間、ずっと守り続けている。

「野球だけではなくて学校生活、私生活からすべてを教わりました。礼儀、あいさつのほか、当たり前のことを当たり前にすることが大事。落ち着いた日常を過ごすことが、野球にもつながるんです」

 こちらも、小屋氏からの影響で、中学2年時からつけ始めた野球ノートは、約8年間で20冊以上に及ぶ。毎日の練習内容、反省を記入するのは当然のことだが、ウエートコントロール(体重)のほか・・・

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