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坂元創(春日高・投手) 福岡公立進学校に潜む146キロ右腕の将来性

 

春夏を通じ、初の甲子園出場を目指す146キロ右腕が福岡にいる。県内屈指の公立進学校に在籍。運動能力に長け、故障から復活する今夏は脚光を浴びるはずだ。
取材・文=岡本朋祐、写真=BBM

187センチ87キロと大柄ではあるが、50メートル走6.5秒、遠投100メートルと高い運動能力を誇る。小学時代には県のアスリート育成プロジェクトに在籍した実績もある


 夏本番を前に、我慢の時間を過ごしてきた。春日高を率いて19年目(武蔵台高、久留米大卒業後、太宰府高で3年、春日高で11年、武蔵台高で3年、春日高に再任して8年目)の八塚昌章監督は「体が大きい分、まだ、成長しているんです。7月(の福岡大会)に照準を合わせていけば良いと話しています」と語る。187センチ87キロ。坂元創は成長痛を含めて、大型投手ならではの悩みを抱えていた。無理をすれば、その後に影響が出てしまう可能性もあるため、慎重を期した。

 手応え十分だっただけに、悔やまれた。1月末の修学旅行(北海道)を前に、ブルペンで球速を計測すると、前年秋を4キロ更新する146キロをマーク。だが、2月のマラソン大会を終えると、右股関節付近に違和感を覚えた。疲労蓄積による炎症との診断だったため、そのまま練習を継続していたが、一向に痛みが引かない。3月に入り別の病院でMRI検査すると・・・

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