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川瀬堅斗(大分商高・投手) “2人の兄”の背中を追う147キロ右腕

 

広島ドラフト1位で入団した明大・森下暢仁の出身校・大分商高は、今春のセンバツ出場候補校である。選抜選考委員会は1月24日。昨秋の九州大会準優勝で、同校をけん引する主将兼147キロ右腕エースにとって、甲子園とは特別な場所である。
取材・文=岡本朋祐、写真=大泉謙也

大分商高の一塁ファウルグラウンド後方にあるブルペン。あこがれの先輩・森下も鍛錬を続けてきたエースの聖域である/写真=BBM


 尊敬する人物は森下暢仁だ。昨年10月、明大のエースはドラフト1位指名を受けた。1月、広島の新人合同自主トレのニュースも、欠かさずチェック。川瀬堅斗にとっては、兄のような大分商高の先輩だ。

「大学時代からいろいろとアドバイスをもらいました。自分にとっての師匠であり、追いかける存在でもあります」

 親しみを込めて「マサト君」と呼ぶ。川瀬の兄・晃(川瀬晃=2016年ソフトバンクドラフト6位入団)と森下は同級生。川瀬は小学校5年時に、運命の出会いがあった。兄と森下は控え選手として1年夏(13年)の甲子園出場。川瀬は兄の影響で小学校入学前から野球を始めると、たびたび大分商高のグラウンドにも足を運んでいた。

「大商(ダイショウ)に来て、一緒に甲子園に行こう? お前が入学したら、必ず(全国への)道が拓ける」

 小学生を熱烈勧誘したのは、11年から大分商高を指揮する渡邉正雄監督だった。兄と森下にとって1年夏が最初で最後の甲子園。主将を務めた遊撃手の兄は3年夏、明豊高との県大会決勝で敗退。以来、川瀬は兄と森下の無念を心に秘めて、野球を続けてきた。自分が大分商高のエースとして、全国舞台へと導く。中学時代に在籍した湯布院ボーイズでは135キロを計測。県内の強豪私学から声がかかったが・・・

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