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瀧澤虎太朗(早大・外野手) 「首位打者」を狙う俊足好打のヒットメーカー

 

50メートル走6秒0。遠投100メートル。抜群のポテンシャルでダイヤモンドを疾走する。ハイライトは昨春、慶大1回戦でのホームスチール。アスリートとしての嗅覚に長けており、スターの匂いを感じる好打者だ。
取材・文=岡本朋祐 写真=BBM

早大野球部の「安部寮」の正面玄関横にある初代部長・安部磯雄氏の石碑前で撮影。4年間、早大で学んだすべてを、この夏、そして秋に出し切るつもりだ


 大げさではない。野球に囲まれた瀧澤家は、昭和漫画のような環境だった。「自宅にティーネットが張ってあり、学校から帰ると父がカゴの上で座って待っているんです。小学校4年から中学3年まで、毎日、ボールを上げてくれました」

 時代は平成である。星一徹のようなスパルタ教育ではなかった。瀧澤虎太朗は父の指導により、白球にのめり込んでいく。父・祐輔さんは東海大相模高、専大で投手。虎太朗とは「強く、勇ましい子に育ってほしい」との由来で名づけられた。早生まれの卯年だが・・・

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