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細川凌平(智弁和歌山高・内野手) ユーティリティーの可能性が詰まる「甲子園の申し子」

 

50m走5秒8。遠投100m。抜群のポテンシャルを前面にした遊撃守備は惚れぼれとするキレのある動きを見せる。打撃も左右に打ち分けるシュアなスイング。名門校で鍛えられた好プレーヤーだ。
取材・文=沢井 史

智弁和歌山高では主将を務めた。チームをけん引する自覚も今後、厳しい世界で勝負する上で財産になる[写真=沢井史]


 1年夏から3季連続で甲子園の土を踏んだ「甲子園の申し子」も、初めて守る遊撃手のポジションに立つと、違和感を覚えたという。4季連続で出場するはずだった今春のセンバツは中止。夏の地方大会、全国大会(甲子園)も中止になり、センバツ出場校が招待された甲子園交流試合で、自身4回目の大舞台に立った。

「球場は同じなのに、ショートにいると初めて来た球場のような感覚で……。景色が全然違うし、不思議な感じでした」

 高校入学時から外野手。1年秋から中堅手のレギュラーとなり、持ち前の俊足を生かした守備範囲の広さに定評があった。だが、8強に進出した昨秋の近畿大会後、中谷仁監督から・・・

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