昨夏は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、全国大会が中止。県主催の独自大会を制したが、甲子園にはつながらなかった。悔しさを味わった昨秋を経て、ラストチャンスにすべてをかけている。 写真=上野弘明 二塁送球は1秒8台、遠投100メートル。全国トップレベルの潜在能力を誇る
「甲斐キャノン」と称される強肩で、4年連続日本一の王者・
ソフトバンクを支える
甲斐拓也があこがれの存在だ。宮崎日大高・
大山和泉は、鉄砲肩とクレバーなリードが光る司令塔。コロナ禍で中止となった昨夏の宮崎大会に代わる独自大会で頂点に立ったものの、目標である甲子園の土は踏めなかった。最後の夏こそは、夢舞台の切符をつかみにいく。
二塁送球は1秒8台、遠投100メートル。捕手として全国トップレベルの能力を備え、1年時からマスクをかぶってきた。的確な技術に加え、豊富な経験値も魅力の一つだが、宮崎日大高・菊池正敏監督が一目置くのは「考える力」。同校OBとして、1997年夏の甲子園に初出場した際、捕手を務めた菊池監督も「キャッチングやスローイングの技術はもちろん、投手と信頼関係を築くのがうまい。ピッチャーに応じて、うまく考えてリードできる選手です」と太鼓判を押す。
主将として70人近い部員を束ねながら、レギュラーでは唯一・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン