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菊地吏玖(専大・投手)国際舞台で自信を得た152キロ右腕「ピンチを背負ってからはギアを1つ上げるのが、投手としての自分の長所」

 

第30回ハーレムベースボールウィーク(オランダ)では初めて日の丸を背負い、国際舞台で躍動した。専大では東都二部において、実力の高さを証明。秋こそは一部復帰を手土産に卒業する。
取材・文=小川誠志

専大では先発、救援とどんな場面でも喜んでマウンドに上がる。頼りになる正真正銘のエースだ[写真=小川誠志]


 実力伯仲の東都リーグは一部だけでなく、二部校にも能力の高い選手が多い。昨年のドラフトでは池田来翔(国士舘大→ロッテ)が2位指名を受けNPB入りを果たした。今春は例年になく多くのスカウトが二部リーグにも視察に訪れたが、専大の本格派右腕・菊地吏玖も注目を浴びるドラフト上位候補の1人である。

 ワインドアップの力強い投球フォームから放つ速球は最速152キロをマーク。この速球にツーシーム、カーブなどの変化球を織り交ぜ安定感のあるピッチングを披露する。走者を背負うと、ピッチングのギアを1つ上げ、力強い速球で三振を奪いにいく。投手としての自分のアピールポイントについて、菊地はこう語る・・・

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