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内田了介(Honda熊本・投手)高卒3年目に挑む153キロ右腕「夏の都市対抗で優勝投手になれるように頑張りたい」

 

2023年のシーズンの幕開けとなった3月のJABA東京スポニチ大会では、4日間で3試合に登板。体力に加え、技術向上を証明し、心身とも充実している。
取材・文=大平明 写真=川口洋邦

ストレートは2600回転。手元での伸びに特長があり、変化球の精度も高い


「目標は大きいほうが、結果もついてくると思うので、ドラフト1位を目指し、夏の都市対抗で優勝投手になれるように頑張りたいです」

 大きな野心を胸に、プロ入りへの意気込みを語ったのは、ホンダ熊本でプレーする高卒3年目の内田了介だ。

 埼玉栄高では2年秋からエースとなり、県大会では浦和学院高との準々決勝で6回まで無失点の好投(3対5で敗戦)。3年夏はコロナ禍のために甲子園をかけた地方大会が中止になったこともあり、9月に開催された「プロ志望高校生合同練習会」(東京ドーム)に参加。シート打撃で打者8人を無安打に抑え、4三振を奪ってみせた。ストレートを武器に150キロ右腕として注目を浴びたが、ドラフトでは名前が呼ばれなかった。指名漏れを経て、社会人の強豪・ホンダ熊本に入社した。

「もともとは高校の先輩で、同じ福岡県出身の米倉貫太さんが大学を経ずに直接、埼玉のホンダ(寄居町・小川町)へ行った縁もあって、自分もホンダに進む予定だったのですが、九州出身ということもあり、ホンダ熊本に入ることになりました」

 21年に入社したホンダ熊本でも・・・

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