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杉原望来(京都国際高・投手)真っ向勝負に徹する熱血左腕「自分発信でチームに良い流れを持っていきたい」

 

京都で最も勢いのある学校と言って良い。2021年春のセンバツに初出場すると、同夏は4強に進出した。22年春のセンバツは開幕直前に出場辞退も、同夏は甲子園に戻ってきた。3年連続の夏へ、本番までの準備に抜かりはない。
取材・文=沢井史

府大会では初めて背番号1を背負った。夏はフル回転を誓う[写真=沢井史]


 投げるたびに、気合を込めた低く、重たい声が自然と出る。マウンドから闘志を込め、相手打者に真っ向から立ち向かう。それが杉原望来の投球スタイルだ。

 京都国際高の背番号1を着けたのは、今春からだ。1年秋から背番号20を背負ってベンチ入りするも、登板機会は少なかった。昨夏の甲子園では背番号18を着けたが、マウンドに立つことはなかった。2年秋も背番号10。当時の自身を振り返る。

「ランナーを背負っても、バッターを抑えようとし過ぎて、球が抜けて、四球が多くなって試合運びを悪くしていました。野手も、守りにくかったと思います」

 小牧憲継監督も、同様の評価だった。

「昨秋の近畿大会初戦で先発した2年生左腕の中崎(中崎琉生)や、(当時の)エース右腕・松岡(松岡凜太朗)が智弁和歌山打線に打ち込まれて、本来なら次は杉原を……と考えるところですが・・・

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