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西舘昂汰(専大・投手)『置き土産』を残す152キロ右腕の決意「この秋、もう一段階進化したところをアピールして1位指名でプロへ行きたい」

 

東都大学一部最多32度の優勝を誇る専大は、2017年秋以降、二部リーグに在籍している。学生ラストシーズンに二部優勝を遂げ、入れ替え戦での一部復帰を目指す、4年生エースの意気込みを聞いた。
取材・文・写真=小川誠志

今秋は東都二部リーグで5位に低迷。秋はまず二部優勝だけを見て投げる


 身長188cm、体重92kgの恵まれた体格から放つ最速152キロの力強い速球が西舘昂汰の一番の武器だ。この真っすぐにスプリット、スライダーなどキレのよい変化球を織り交ぜ打者を打ち取る。東都大学二部リーグに所属する専大から、昨年のドラフトでは菊地吏玖ロッテ1位指名を受けた。今年の専大のエース・西舘も上位候補として注目を浴びている。

 目指しているのは、菊地に続く最上位での入札だ。西舘は10月26日に控える「運命の日」への思いをこう語る。

「この秋、もう一段階進化したところをアピールして1位指名でプロへ行きたい」

 筑陽学園高(福岡)時代から大型右腕として注目されていたが、江口祐司監督(当時)の「プロへ行くならドラフト1位で行け」という言葉に納得し、レベルの高い環境で自分を磨きたいという思いから、専大への進学を決めた。

 西舘は4人兄弟の末っ子で、スポーツ一家に生まれた。長兄は・・・

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