セ・パ18人でつないできたリレートークのバトンは、日本ハム・陽岱鋼から楽天・松井稼頭央に渡って最終回。今年41歳を迎える大ベテランが後輩とのエピソード、そして新シーズンへの誓いを語った。

「ご飯行きましょう」って言ってくれるとうれしい！認め合い、刺激を感じる存在です。

　岱鋼はかわいい後輩であるのは間違いないんですが、かわいい弟みたいな感じですね。「ご飯行きましょう」って言ってくれたり、そういうのはうれしいですよね。中嶋聡さんに「岱鋼がファンらしいから」と言われて、一緒に食事に行ったのが最初です。先輩、後輩ではありますけど、お互いに認め合って刺激を感じる存在です。印象に残っているのは、僕が外野を始めたときにいろいろ聞いたことですね。どういう意識で守っているのかとか、スローイングも内野とは違いますし。練習の中に切り返しを入れたり、参考にして取り入れていることもたくさんあります。

　去年はケガをしたり、本人が一番悔しかったと思います。今までも先頭に立ってやっていたと思いますけど、意識も変わってくると思うし、そういう部分がより出てくるんじゃないですか。敵ですけど、お互いにケガなく1年間やれたらいいですね。僕も長くやらせてもらってますけど、余裕とかそういうのはないですよ。チャレンジしていかないといけないですし、若い選手を見て勉強するところもたくさんあります。試合に出る以上は全部打ちたいし、全部捕りたいですからね。

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