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第29回 V5を達成した巨人の強さ vs 正力社主の死、金田400勝の「大事件 」

 

高田のレギュラー定着と阪神に勝ちまくった高橋一の存在が大きい


 先週号では、1968年の阪神江夏豊投手と巨人打線の勝負をお伝えしたが、江夏に5完封を食らうなど、終盤を除いては、完璧に抑え込まれた巨人だが、シーズントータルで見ると、江夏にだけ抑えられた感じで、ほかの投手は攻略し、5チームにすべて勝ち越す完全優勝を達成した。巨人は日本シリーズでも阪急を4勝2敗で下し、これで4年連続日本一となった。日本シリーズ4連覇はプロ野球史上初めてのことだった(これまでの記録は51〜53年巨人、56〜58年西鉄の3連覇)。

 巨人はこの記録を73年まで伸ばし、いわゆるV9を達成するのだが、9度のVの中で、どの年の巨人が一番強かったか、というのはファンのみでなく、V9戦士たちの間でもよく話題になる。

 そして、落ち着くところは・・・

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