苦しい2年目だった。ドラフト1位で入団した高卒1年目に5勝をマークした高橋光成。昨年は未来のエースとしての能力を存分に見せつけるはずだった。しかし、結果は4勝11敗。大きく負け越して、チーム低迷の要因の一つとなった。3年目の2017年。悔しさを糧に、今年こそ飛躍の年にしてみせる。 写真=BBM 先発として欠かせない存在になろうとしていたが……
同じ過ちは繰り返さない。高橋光成の口調は決意に満ちていた。
「今シーズンは勝ち星を多く積んで四球を少なくする。ランナーを出しても、そこからの投球をしっかりやっていきたい」 22試合に登板して4勝11敗、防御率4.42で終わった2年目は壁にぶち当たったシーズンだった。
「真っすぐが一番の武器なので、分かっていても打てない球を投げられるようにしたい。ブレークしないといけない。昨シーズンは不甲斐なさ過ぎた」と、球質アップのための体づくりと投球フォームの安定をテーマに掲げ、巻き返しの3年目へ足場を固めようとしている。
2013年夏、2年生エースとして前橋育英高を甲子園初優勝に導いた。15年、「甲子園優勝投手」というタイトルを引っさげ、「ポスト
西口文也、ポスト
岸孝之」と将来のエースとして高い期待を寄せられながらプロの世界に足を踏み入れた・・・
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