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野球浪漫2017

ヤクルト・大松尚逸 マイナスからの再スタート 「向き合って、決着をつけて、ダメだったらそれもいい経験。」

 

迷いが消えて目標が明確に


 05年にロッテ入りし、ロッテ一筋でプレーしてきた。10年には日本シリーズ中のケガで最後はプレーできなかったが、日本一も経験した。チームメートも裏方も、海風が吹き込む球場も、熱狂的なファンも好きだっただけに「ロッテのユニフォームで打席に立ちたかった。もう一回、という思いが強かった」

 ロッテでの復帰の道が絶たれ「ほかのところでユニフォームを着て、という頭はなかったので。考えましたね。相当、考えました」といろいろな選択肢を加え、今後について悩んだ。ただ、このときもやっぱり、最後には強く思った。

「家族もそうですし、どこでやろうと、打席に立つ姿を見ないと、みんなが納得しない。自分の中でそれでいいのか、という気持ちがあったので。場所がどこであろうと、もう一度、打席に入りたい・・・

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