プロ16年目のシーズンはまさかの結果に終わった。11連敗。現役最多の156勝を挙げている左腕が苦しんでいた。再浮上するために求める変化。新シーズンへ向け、試行錯誤の真っただ中にいる。 写真=榎本郁也、BBM 何かを変えよう。トライしてみよう
年始から寒暖差が大きかった1月の東京。
石川雅規の姿は神宮の室内練習場にあった。2018年1月22日に誕生日を迎え、38歳となった。ベテラン特有のマイペース調整という趣はまったく存在しない。必死に投球フォーム改造に取り組み、より良いものを模索する左腕がいた。
「何かを変えないといけないと思うので、トライしてみようと」 わずか2、3センチの差だと言うが、リリース時の腕の位置を下げてみた。
「腕を下げたほうが肩が回りやすい。体への影響も変わってくると思う」と本人は説明する。
年齢を重ね、ピークが過ぎれば体は衰えていく。だからこそ、それに抗う努力が必要になる。石川は16年オフに、初めて・・・
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