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野球浪漫2018

楽天・岸孝之 ポーカーフェースの奥に 「監督を胴上げできないと、まだ地元に帰ってきたとは言えない」

 

FA移籍により地元・仙台に戻ってきて2年目。厳しいチーム状況の中、粘りのピッチングを続けている。普段はクールな佇まいも、苦しいときほど発揮する底力がある。プロ12年目のベテラン右腕が、巻き返しへの旗手となる。
文=金野正之(河北新報社)、写真=井沢雄一郎、BBM


大物新人へクールな攻め


 5月2日、札幌ドームは、日本ハム清宮幸太郎のデビュー戦に沸き返っていた。早実の偉大な先輩、王貞治(元巨人)が持つ868本の通算本塁打記録更新を目標にプロ入りした清宮は、いきなり大物新人の実力を見せる。プロ初打席初安打は2回の第1打席。しかも、あと少しで初アーチかという中堅フェンス直撃の二塁打だった。そして試合を左右するチャンスで第3打席が回ってくる。0対1の7回二死二塁、清宮は大音量の登場曲『スターウォーズのテーマ曲』に乗り、球場を揺るがすほどの大歓声を受け、現れた。

 この圧倒的アウェーで、主役になったのは・・・

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