パ・リーグでは楽天とソフトバンクによる首位争いが5月5日以来続いているが、セ・リーグでは5月28日に首位に立った広島が、次第に2位との差を離している。7月17日からは後半戦も再開したが、7月18日現在で2位に8ゲーム差をつけて首位を走っている広島はこのまま逃げ切れるのだろうか。過去の事例を挙げながら、記録の側面から優勝確率を割り出してみたい。 2位との8ゲーム差はセーフティーリードか!?
2008年のオールスターは7月31日と8月1日の2日間で行われたが、その時点での両リーグのペナントの順位はそれぞれ以下のとおりであった。
パ・リーグの1位は勝率.568の
西武であり、2位は4.5ゲーム差で勝率.521の
日本ハム。しかしオールスター後の日本ハムは8月10日から6連敗して優勝戦線から早々と脱落。その間にソフトバンクが2位に躍進したが、9月に入るとソフトバンクも4日から27日にかけて2勝16敗と負けが込んで終わってみれば最下位に沈んだ。その間にのし上がってきたのが
オリックス。8月29日から9月11日までの12試合で11勝を挙げて熾烈な星のつぶし合いを演じた。
一方のセ・リーグは
阪神が7月1日から7連勝する勢いだったが、8月に入ると9勝11敗と失速。8月末には
巨人との差は6ゲーム差となる。8月29日からの甲子園で巨人との3連戦にも1勝2敗と負け越し、9月19日からの両チームの直接対決でも阪神は3連敗。21日を終えて両チームは76勝53敗で肩を並べた。
22日は巨人が広島に9対1と大勝するが、阪神も横浜に3対2で勝利。また翌23日にはパで優勝を逸したソフトバンクの
王貞治監督が辞任を表明。95年にソフトバンクの監督に就任した同監督は06年7月6日に胃ガンで入院し、07年2月に復帰したものの3位、5位と低迷した責任をとった形となった。
23日に巨人は広島と延長12回の末に4対4で引き分けるが、阪神も横浜と延長12回の激闘を演じて1対1の引き分け。さらに24日は両チームとも勝利し、同率首位は変わらない。
25日に巨人は広島に4対5で敗れているが、阪神は横浜に5対3で勝利して単独首位に立った。両球団の競り合いは続き、27日からの巨人と阪神の星の動きは・・・
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