現役監督のことをあーだこーだ言えんが…
まず、新年、明けましておめでとうございます!新たな1年のスタートです。縁あって、週刊ベースボールに自分の考えや、野球の深さを書くことになりました。ユニフォームを脱いで3年目……。ネット裏から野球を見る不思議さにも慣れ、今年も野球の面白さを伝えていければ……と思ってます。読者の皆さま、いくつになっても野球大好きなオレの「そらそうよ」を、よろしくお願いしますわ。
ところが、です。新年一発目のテーマが「
阪神・
和田豊監督の4年目やいかに」って、担当編集者も無茶な要求をしてきたもんです。なかなか、これは書けんもんですよ。阪神における先輩で、先に監督を経験しているオレだが、現役の監督を、あーだ、こーだとは、言いにくい。それは監督業の激烈さを、身をもって経験しているから……ですわ。長く監督をやればやるほど、苦しみが強く襲ってくる。阪神の監督……っていうのは、そういうポジション。これは間違いない。
オレは2004年から監督を務めた。1年目は4位だったけど、これは自分の中では想定内で、まず勝負は2年目。チーム構成にメスを入れ、自分が描いた形を04年の中で作った。だから05年、監督2年目はかなり自信があったシーズンやった。そのとおりの展開になり、リーグ優勝を果たせたけど、逆にそこからのプレッシャーがかなりあった。優勝を一過性のものにしてはならない。常勝チームを作る。常に優勝争いできるチームにする。自分で決め事にしたけど、これはこれで、なかなかしんどいもんなん・・・
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