開幕投手・大谷は今年ローテーションの軸ということ
沖縄・宜野座で
阪神のキャンプをチェックしていたとき、名護から楽しみなニュースが飛び込んできた。2月20日の午前11時11分。
日本ハムの栗山監督が開幕投手を公表した。背番号11に合わせたイキな演出である。
大谷翔平が今季の開幕投手!本人に伝え、そしてメディアに明らかにしたのである。
誰か文句ある?誰か不満に思う?ってことよ。開幕まで1カ月以上あるのに……なんて声もあるようだけど、オレはまったく問題ではないと思っている。それ以上に、この時点で「開幕は大谷!」と宣言できることの方が素晴らしい。
それだけ大谷は認知されたってことよ。高卒3年目であろうが、プロは力の世界よ。それだけ大谷は力がある。この2年間で、そこを証明し、さらに進化する3年目。まさに開幕投手にふさわしい存在……というのは、誰も否定しないはずや。
オレは阪神の監督時代、開幕投手の選択には神経を使ったものでした。いまなら143分の1という表現になるだろうが、この1試合は相当な重みがあるんよね。まず勝ち、負けが問題。どんな形であっても開幕で勝てば、チーム全体が「よっしゃ!」って気になって、気持ちが高揚する。逆に負ければ、たかが1敗……なのに、かなりの落ち込みが襲ってくるわけよ。だから開幕投手は「この1年、この投手が軸になって回す」という方針は揺るがなかった。
チームや監督によって、サプライズな指名もあったけど、オレはオーソドックスやったな。2004年が監督1年目やったけど、開幕投手は迷いなし。当時のエース・
井川慶がいた・・・
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