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岡田彰布コラム

レジェンドがいたから、阪神は80年の歴史を築いてこれたわけよ

 

「11」「23」の背番号のお二人とオレの深い関係


 オープン戦も後半に入った。ここからはシビアな展開になる。若手や新戦力のテストは終わり、いよいよ本番を見据えた戦いが始まる。監督もコーチも、そして選手も目の色が変わってくる。主力の最後の調整だ。開幕に向け、そこに波を持ってくる実戦にしなければならない。だから監督は、中身を見る。状態を見極め、最高の形でオープニングに進む。監督のスイッチが入る。その瞬間が訪れる。

 そんなとき、3月8日、甲子園での巨人とのオープン戦。阪神の選手がすべて背番号「10」をつけて臨んだ。永久背番号デーだ。今年で阪神球団創設80年。節目のシーズンを彩るためのイベントである。背番号「10」は藤村富美男さん。初代のミスタータイガースや。だがオレは藤村富美男さんとは接点がない。時代が違い過ぎて、言葉を交わしたこともない。オレの時代の永久欠番は「11」と「23」。このお二人との関係は濃い。

 背番号「11」はもちろん村山実さんである。オレは幼いときから村山さんにはかわいがってもらった。親父(勇郎)が生前、タイガースに深くかかわり、選手の面倒をよく見ていた。村山さんとも親しくしていたし、その関係でオレも村山さんとよく会っていた。オレが明星中のときにはキャッチボールの相手になってもらったりして、ザトペック投法を身近に見てきた。だからオレは小さいころから村山ファンで、草野球チームでつけていた背番号は「11」。周りは巨人の「3」「1」ばかりなのに、オレは「11」で押し通した。それほどあこがれの選手やったわ。

 実は実家にオレの宝物が保管されている。それは・・・

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