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岡田彰布コラム

ひととおりの対戦が終わった。オレの見立てたとおりにセは中日が、パはロッテが序盤レースの中心になっとる

 

やはり谷繁監督が専任になった効果が出た


 開幕して、ひととおりの対戦が終わった。スタートをうまく決めたチーム、逆に「こんなはずではなかったのに……」と出遅れたチーム。まさに悲喜こもごもの5カードだった。阪神、そしてオリックスで合計8年、監督を経験したオレも、スタートを非常に大事にした。現実的に借金を作ってスタートを切れば、やはり返済に苦労するし、貯金を作っていけば展開的にラクになる。何より精神的に違う。気持ちの持ち方というのか、いきなり追い詰められた感じでは、後々に影響する。気持ちよく、気分よく戦っていくために、オレはスタートを重要視したもんよ。

 さて、そういう初期の段階で、各チームを診断せよ!という担当者からの指令が下った。長いシーズンの10分の1を消化した時点で、ああだこうだ……と語るのは難しいけど、オレなりに分析してみるわ。

【セ・リーグ】

オレの見立てどおり谷繁監督(中央)が専任になり、思い切った采配をしているから、中日はこれからも注目のチームやな


 いきなり特筆したいのが中日よ。開幕前、週ベで順位予想をやったけど、圧倒的に下位、それも最下位予想が多かった中日が、いいスタートを切った。自慢やないけど、オレは中日を台風の目と評価し、3位に予想したんよね。その理由については谷繁元信監督が専任になり、思い切った采配を振るえると考えたこと。その中にはベテランから若手に切り替え、勢いがついたら怖い……という読みがあったわけ。

 そしてフタを開けたら、まさにそのとおりになった。そこに大きなプラス要素として新外国人ビシエドの存在がある。大きいのも打てるし、アベレージも残せる。さらに選球眼もいいから出塁数も多い。彼が四番にドシッと座ったことで、打線に軸ができたわけよ。そこに高橋周平の成長よ。最初は下位打線に入っていたけど、三番を打てるようになった。オレはビシエドの前を打つバッターがポイントと思っていたけど、それは高橋の伸びで解決した。この主軸は強いよ。

 投手陣もそう悪くないし、谷繁監督は思いきった起用法を用い、岩瀬仁紀をカムバックさせたりと、ここにもプラス材料が増えている。こういう戦いを続けていけば、中日はますます怖い存在になる。これは間違いないで。

 阪神に関しては・・・

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